The Enlightenment

何も変らない日々に何も期待もせずに過ごすうちに、何も感じなく なってゆくのがわかる。

昨日起らなかったことが今日起るはずもなく、今日起らなかったことが明日に起るはずもない、味気のない日々。

でもあなたは知っているはず。ちょっと疲れたときに聞いた音楽が、一口のお茶が、ふと目にした写真が、とりとめもなく歩いた道に咲いていた花が、いつのまにか心を暖めてくれていたことを。

お金で手に入れるただの情報ではなく、あなたが自分で手にする、それをそのものの手に還すような、そんな便り。

歩いて 自転車で スプートニクで

疲れきってしまった。

そんな日は、窓から空が暮れ行くのを見ているととても淋しい。もし、少しでも晴れていたのならば、歩いてみよう。何処へとか、何のためとか、あなたを痛め付けてきた言葉とは遠く離れて、ただ歩いてそこにあるものを見て、風に吹かれてみよう。

あなたの疲れはとれないかもしれない。でも、そこに歩いていたのは、誰でもない、誰であるべきでもないあなただったのは確か。

もう森へなんかいかない

楽しく歩いていたはずなのに。おしゃべりにうわずっていた自分に気がついたら、ひとりきりだった。暗い森の中。

ここはどこ。わたしはどうしてここに来てしまったのだろう。

もしかしたら、あなたはどこかへ行き着いてしまうことを考えずに歩いていた。おしゃべりがいつから始まったのかはもうわからない。いつから聞き手が居なくなってしまったのかもわからない。

引き返そう。もう、ひとりで森へなんか行かない。

Benefits

洗濯物が良く乾く日に、ラジオをつけて青い空をみていた。夕暮れが遠くの海辺の丘を越えて風に乗ってやってきた。

今日はちょっとたのしい夕食になりそう。

必要なもの

必要なものは欲しいものとは違っていた。

それに気がついたのならば身軽になろう。

いつかきっと。

いつかきっと

風の吹く丘の上で僕たちはもう一度会える。